2016年は民泊元年と呼ばれるほど、民泊に関して盛り上がりました。

Airbnbに登録されている物件数は全国で37,970件(2016年10月時点)にのぼり、2015年4月時点で8,000件だった事から、盛り上がりは数値として顕著に現れています。

本記事では、民泊(Airbnb)とは何かをご説明致します。なお、Airbnb以外にも民泊のマッチングサイトは多数存在しますが代表的な例としてご説明させていただきます。

民泊とは?

民泊の起源は欧米のバケーションレンタルの仕組みがきっかけですが、爆発的に広まったのはAirbnbという企業がきっかけです。Airbnbは「飽和した市場で、ホテルを予約することができない参加者に、短期的な宿と朝食と驚くべき体験を提供したい」という思いから提供を始めました。※Airbnbについては後述します。

「民泊」は、一般家庭の部屋を提供することで家主に対して宿泊者が対価を支払う仕組みを指します。個人が所有する資産の活用として、家主(ホスト)の物件資産を宿泊者(ゲスト)と共有する仕組みが世界中で広まっています。また、民泊はその仕組みからシェアリングエコノミー(共有経済)の代表例としても注目されています。

民泊2つの運営方法「在宅型」と「不在型」

在宅型とは

Web

在宅型の民泊はホストも家に住みながら民泊としてゲストに提供する形で、ホームステイに近い形態で部屋を提供します。空いた部屋を提供するので、同じ物件にホストとゲストが同居することになります。同居のレベルはホストによって様々で、ベッドを隣にして宿泊する方や、部屋を分けて干渉しない方もいらっしゃいます。在宅型はコミュニケーションを多くとるため、ゲストが希望する魅力として日本の普段の生活様式を体験出来ることや、ホスト自身との出会いや繋がりがあります。これはホテルでは実現出来ない魅力なので、あえて民泊を選ぶ方も多くいらっしゃいます。

ホストは、子どもが成長して出たので部屋が余っている・もともと使っていない部屋がある・不在になる事が多いので空いている期間を活用したいといった方が在宅型で運用しています。空き部屋を利用するので始めやすい事や、トラブルが起こった際に対処しやすいメリットがあるためローコストで始められる民泊と言えます。

参考:Airbnbでは在宅型が人気!在宅型に泊まりたいゲストの実情

不在型とは

Web

不在型は、ホストが住んでいない物件を提供する運用方法です。基本的にチェックイン・チェックアウト以外にゲストと干渉する機会は無く、IoT等を駆使することでほとんど顔を合わせる事無く宿泊する事も可能です。干渉しないためホテルを個人で運用している様な仕組みになります。ホテルとの差として、特徴的な内装をデザインすることが出来るため、Airbnbでは魅力的な装飾でゲストの目を引きつけることが可能です。

ゲストは、立地や間取り・値段といった部分で、ホテルよりも魅力的な体験が出来るのが不在型民泊のメリットと言えます。

ホストとして、所有する物件を活用して家賃収入以上に利益を得る可能性があるため”投資型”とも呼ばれています。欧米のバケーションレンタルは投資物件の有効活用として格安に提供していますが、民泊は運営方法によっては毎月一定の利益を得られることから複数物件運用しているホストもいらっしゃいます。

参考:【初民泊運営】新規の物件に必須なアイテム一覧

Airbnbとは何か

Airbnb(エアービーアンドビー)は民泊を運営するホストと、宿泊を希望するゲストを結ぶマッチングサイトです。民泊の火付け役として世界最大規模となっており登録物件数は全世界で1,200万件になります。

個人間のやり取りがスムーズに行われる理由の一つに、相互レビューの仕組みがあげられます。これにより、お互いに信頼関係をもって部屋を貸し借りする事が出来ます。ホストは評価の高いレビューを得ることでスーパーホスト(Airbnbで表示される優良ホストの称号)を目指します。スーパーホストはゲストにとって安心して宿泊できる目印でもあります。

また、Airbnbは宿泊予約の前段階に「仮予約」というステップが存在します。

これはゲストが宿泊したい期間を送信して、ホストがそれを承認する直前までの状態を言います。

上記のレビューにもあるように、ゲストも評価されているますので過去に起こったトラブルなどからホストが不適切と判断したら仮予約をキャンセルすることも出来ます。(スーパーホストの評価に仮予約キャンセル率も存在するため無下にキャンセルはご法度です)

また、Airbnbは物損に対する保証も存在しているため、万が一のトラブルに関しても安心です。

airbnbロゴ

なぜ民泊(Airbnb)が注目されているか

日本で民泊が注目され始めた理由のひとつとして、外国人渡航者の増加が起因しています。

2016年1月〜10月の期間中に日本に訪れた外国人は累計で2000万人にのぼり、前年対比で400万人(23.3%)も増加しています。一方で外国人を受け入れるホテルは稼働率が高く、東京都のビジネスホテル・シティホテルはいずれも80%を超える稼働率になっています。
参考:国土交通省 観光庁発表資料

急激に伸びるインバウンド需要にホテルは客室を増やす事が出来ず、補填策として民泊が注目されているのです。

参考:Airbnbのゲストが使う英語表現は意外に少ない

大阪の民泊(特区民泊)がスタート

2016年10月30日から、大阪では特区民泊がスタートしました。

これは既に実施している東京都大田区の特区民泊を踏襲しながら「6泊7日」という要件から「2泊3日以上」に緩和された事から、民泊運営者として人気になる可能性があります。

26NJ_sannposurukoibitotati